2016年4月6日(水) 葛尾村・田村市都路地区 活動報告 その1 「村人の帰還意識は?」

 こんにちわ! 「かつらお動物見守り隊」です。

 1週間前の報告になります。
 なかなか、ブログが追い付きません…(汗)。
 ぽこ隊員が一人で葛尾村と田村市都路地区へ行ってきました。

 福島市では桜が見ごろだったのですが、高原地帯にある葛尾村の春は遅く、
 桜はまだまだ先のようでした。

 実は、4月6日(水)の地元新聞で、葛尾村の避難指示解除が6月12日と発表されました。
 実際、どのくらいの人が戻ってくるのか気になるところでもあるので、この日、出会った村人に聞いてみたのです。

P4069907.jpg
▲葛尾村の避難指示は今春解除、と言われていたのですが、具体的な日程が突然発表になりました。
国からの指示をそのまま受け入れたらしく、10日に住民説明会を前に、村人もニュースで初めて知ったそうです。

2016.4.6  葛尾村 ぽこ 4
▲いつもは牛舎に入れられている、ロッキーとサリー。飼い主さんが帰宅していたので、外に出してもらっていました。
避難先で飼われている、トイプードルの「ココちゃん」(男の子)も一緒です。
3匹でそれなりに仲良く遊んでいました。みんな、楽しそうな表情。
ここのお宅は、避難指示が解除されたら帰村されるとのこと。

「戻ってくるしかないっぺ」


2016.4.6 葛尾村 ぽこ 3
▲避難指示が解除されるとはいっても、村には除染で出た廃棄物がそのまま置かれています。
山合いの平地(もと、田んぼ)に置かれた緑色の物体がそれです。

2016.4.6 葛尾村 ぽこ 2
▲近くで見ると、こんな感じ。黒いフレコンバッグを5段に積み重ねて緑色のシートで覆っています。

 ほぼ毎日村の自宅に戻っているYさんは、ご主人の仕事の関係もあってすぐには帰村できないものの、
村に戻りたいと言っていました。 


「10日に住民説明会があるのに、なんでその前に国に言われるままに解除の日を決めちゃうんだか」

「あんなフレコンバッグが置かれたままで、帰村しろって。おかしいでしょ」


「私たちのように、村に戻る者にとって、あのフレコンバッグは迷惑でしかない。
土地を貸した人は戻らないと決めた人ばかりだし、土地の賃貸料も入ってくるからいいだろうけど」



 フレコンバッグは、大熊町と双葉町に予定されている、「中間貯蔵施設」に運ばれるはずですが、
 地権者との交渉が進まず、県内各地からの「試験輸送」が行われただけで止まっています。
 中間貯蔵は30年間というものの、その先が決まってないし、そのまま使われ続ける可能性が大きいわけなので、
 やはり簡単にはいかないですよね。

2016.4.6 葛尾村 ぽこ 10
▲移ケ岳をバックにフレコンバッグが並ぶ葛尾村の風景。

 また、今秋に村長選があるそうで、78歳になる現在の松本村長(葛尾村には松本姓がたくさんいます)は、

「おそらく立候補しないから、『帰村』を村長としての最後の仕事だと思って進めているのでは」

という声もありました。
 
 村の小学校、中学校も来年春に再開校させるとのことですが、

「戻ってくる子供なんかいるのかね。そんな子がいたら教えてほしいよ」

2016.4.6 葛尾村 ぽこ 8
▲村役場は4月1日から移転先の三春町から戻ってきました。

2016.4.6 葛尾村 ぽこ 9
▲それに伴って、村の交差点にあった自警団(特別警戒隊)が解散となり、プレハブの詰所も撤去されました。
私たちのこともいつも暖かく迎えてくれて、村のオアシスだったのに。なんだか寂しいです。
とはいえ、5年間、お疲れ様でした。

 自警団はなくなりましたが、パトロール隊のほうは24時間体制3交替で続けていくそうです。
 松本団長はそちらに移動しています。

 ということで、震災5年が経ち、葛尾村も節目を迎えています。

 【その2】 に続く
 
スポンサーサイト
2016年4月6日(水) 葛尾村・田村市都路地区 活動報告 その2 | Home | 4月10日(日)、エンジョイ・ワンパ-ティ@「ハウスクエア横浜」に出展します!」

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する