2017年1月20日 葛尾村活動報告

こんにちわ! 「かつらお動物見守り隊」です。

1年で一番寒い時期です。
1月20日は、「大寒」。その名の通り、とっても寒い1日でした。

あぶくま高地に位置する葛尾村は標高500~1000m、積雪量はそれほど多くはないものの、
一度降るとなかなか溶けず、除雪車の入らない各家へのアプローチが大変です。

そんな極寒の中でも、犬や猫たちは頑張って生きています。
震災から6年、ずっと生き抜いている子もいれば、保護された子、姿を見なくなった子など、いろいろです。

村の犬猫たちは、飼い犬猫、飼い主のいない犬猫ともに、
2012年から2013年にかけて、大規模T.N.R(Trap:捕獲して Neuter:中性化<不妊手術>をし、 Return:もとの場所に戻す)をし、その後も適宜行っているので猫の数が大幅に増えることはないのですが、取りこぼしした猫や、どこからか流れ着いた猫、捨てられた猫などがいるかもしれないので、現在、私たちの給餌ポイントに食べに来ている猫は、30匹くらい? 姿を見せるのは20匹くらいです。

※TNRは私たち「かつらお動物見守り隊」のメンバーが、2013年夏まで活動していた、
三春にある動物保護団体「にゃんだーガード」に居た時代、TOKU隊員が発案し、中心となって推し進めました。

当初に比べれば、給餌ポイントも少なくなり保護も進んで、給餌量も減ったので、
給餌活動そのものは、だいぶ楽になりました。
その一方で、家屋の解体が進んで猫たちの居場所がなくなったり、帰村に伴い、
それまでOKだったポイントで給餌を拒否されたりすることも多くなり、
状況は難しくなっています。

 犬に関しては、現在、村に残っているのは飼い主がいる子ばかりで、もう村に戻って生活しているし、
 飯舘村と違って仮設住宅でもペットOKなので避難先に連れていっている人も多いし、
繫がれたまま無人の家に残されるようなことはありません。
 散歩もちゃんと飼い主さんがしているので、私たちはオヤツをあげたり様子を見る程度。
 
2017.1.20 ぽこ 葛尾村 12
▲雪が降りしきる中、ごはんを待っているキジトラくん(K田さん宅にて)

2017.1.20 ぽこ 葛尾村 1
▲この日も風越峠から村へIN。道路は圧雪状態。

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▲雪が積もっていると、いろんな動物の足跡が見つかります。
これはウサギ?

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▲黒いフレコンバッグ(除染廃棄物が入っています)も雪化粧

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▲フレコンバッグがたくさん積み重なるエリアには、M木材店の「マリちゃん」がいます。
 車を止めると、木材加工場か自宅から駆け寄ってきます。

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▲マリちゃんの家の近くは、こんな感じ。作業トラックの往来も多いです。
付近では家の解体作業も進んでいます。作業員さんたちにもマリちゃんは人気です。

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▲S牧場です。最近イノシシに見つかってしまい、テーブルの上の給餌BOXは、
給餌翌日には荒らされてカラッポになっている、と、家を建てている大工さんが教えてくれました。
なので、高い位置に設置しました。

2017.1.20 ぽこ 葛尾村 7
▲S牧場には、少なくとも5~6匹の猫が通ってきています。
この日もお腹が減っていたんでしょう、いつものサビ猫と、先週から姿を見せるようになった、白キジくんが
出てきました。
 ちょうど、S牧場のご主人夫妻も来ていました。
 福島市に避難していて、もうここには住まないのだそうです。
 古い家を壊して、現在新しく建ててはいるものの、そこは暖かい時期にときどき使うくらいだとのこと。
 ただ、避難先の福島市郊外で、息子さんが新しく牧畜を始めるそうです。

「村の人の多くは、震災前も船引とか浪江とか、村の外に勤めていて、村に家があったからそこから通っていたけど、
避難して勤務先が近くなったら、もう村に戻る必要もないし。
震災をきっかけに、若い人たちの村離れが一気に進んでしまった」 

 給餌に関しても、
「もう、家の犬猫は保護されているし、野良ネコが寄りつくから、できればやめてほしい」
 とのこと。
 今、来ている猫たちは、すべてTNR済み。

 2012年にTOKU隊員がここの猫を把握したうえで不妊手術をしたのですが、
 寄りつき猫で飼い猫ではない、ということなのでしょうか?

 給餌停止の方向で考えます、と猶予をお願いしましたが、
 いずれにしても、長くは給餌できないことになってしまいました。
 これからも、こういうポイントが出てくることが予想されます。
 まったく無人のときよりも、難しい状況になります。

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▲猫たち、生きています。ここは夏湯のポイント。

家屋はすべて解体されましたが、たけさんが自立式給餌台を作ってくれたので、そこに食べにきています。

ここは、ネズミ獲りのために母猫の白猫を納屋に残したまま避難、さらに白猫の子孫を残したいからと避妊手術を拒否。
そのため、毎年のように子猫が生まれ、そのうち捕獲できた猫を私たちが連れ帰り、里親さんを見つけましたが、
(2015年12月に保護した「くらら」は最後の仔です)
家人は自然のままに、と放置していました。

そうして、家屋を解体するときも、その白猫のことはそのまま置き去りでした。
せめて、猫たちが過ごせる屋根付きの物置1棟でも残してくれればよかったのに(そうしてくれている家もあります)。
ちょうど解体時に私が居合わせたので、

「保護できるならお願いしたい」
と言われたものの、そうでなければ何もなく置き去りだったのでしょうか。
 結局、飼っている感覚はなく、単なる「ネズミ獲り」の道具だったんでしょうか。

母猫の白猫は、たけさんが保護し、「にゃんだーガード」のシェルターにいます。
カメラで確認してここでご飯を食べていた、もう1匹の猫、キジトラくんを保護するまでは給餌を続けます。


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N条さん宅の、モモちゃん。
避難先で飼われていましたが、N条さんが帰村するに伴って、葛尾村に戻ってきました。

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▲モモちゃんと一緒に飼われている、「ポチ」。かなり太っています。背中がテーブルのよう。

2017.1.20 ぽこ 葛尾村 10
▲最初にも登場した、K田さん宅に寄りついている、キジトラくん。

顔はキジトラなのですが、背中にはトラ模様がなく、ちょっと変わった毛色です。
K田さん宅、この日も不在でしたが、カリカリフードはお皿に少し残っていたので、
ちゃんともらっている様子です。ちょっと安心。

 避難指示解除から7ケ月が経ったものの、猫たちにとってはますます厳しい状況です。
 これからも、どうなっていくのかわかりませんが、村の人たちにとっても、残された犬猫にとっても、
そして私たちにとっても、いい方向に向かえるよう、模索しながら活動していきます。

 応援、よろしくお願いいたします。

 「かつらお動物見守り隊」&連携メンバー一同

 ※私たちは、葛尾村のほか、浪江町へも給餌に通っています。

【1月の活動日】
●1月1日(日) 浪江町 (連携メンバーGさん)
●1月5日(木) 葛尾村 たけさん
●1月13日(金) 葛尾村 1チーム
●1月15日(日) 里親譲渡会@南流山「しろいぬカフェ」
●1月15日(日)~16日(月) 浪江町 みやさん
●1月20日(金) 葛尾村 1チーム
●1月27日(金) 葛尾村 たけさん
●1月28日(土) 浪江町 1チーム

 【フードはいつでも募集中♪】
必要なフード
●猫用ドライフード・ウエットフード<パウチ、缶詰>など(葛尾村、浪江町ほかで必要です)、
 コーナン、コメリ、カインズホームなど、ホームセンターの安い総合栄養食でかまいません。
●犬用ドライ、ダイエットフード、ウエット、缶詰、おやつなど
(大量にはいりません。葛尾村、田村市都路地区の犬のために必要です

(送付先)
【1】ヤマト運輸幸町センター留め
〒261-0002 千葉県千葉市美浜区新港87-1
受取り人: 徳元ひろみ(090-1543-4062)

【2】ヤマト運輸 須賀川横山センター留め
〒962-0041福島県須賀川市横山町41-1番地
受け取り人:荒木優子 090-1993-4057 
  
 【支援金もジミ~にお願いしています】 
おいくらからでもありがたいです。
ゆうちょ銀行に口座を持っていれば、月3回まで送金無料です
※支援金やイベントでの収益金はすべてフード代、医療費などに充てられます。
交通費はメンバーの自己負担で支援金からはいただいていません。
車の経費も車の持ち主の負担です。
(交通費負担軽減のためと安全のために活動はなるべく複数名で行っています)。


ゆうちょ銀行 
10590 
72281941
かつらお動物見守り隊

※ご支援いただいた分は、私達のほかにも、連携メンバーや
支援の行き届かない&支援募集していない個人ボランティアの方々と分け合って使います。
(ブログやSNSなどでアピールせずに、黙々と保護活動を続けている方もいるんです)

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2017年1月28日 浪江町 活動報告 | Home | 第一原発20㎞圏内、楢葉町の牧場が再開!

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