2017年1月15、16日 浪江町活動報告(みやさん) 5年ぶりに飼い主さんと再会できた「まる」の話

 こんにちわ! 「かつらお動物見守り隊」です。

 もう1ケ月前の報告になりますが、千葉県流山市で里親譲渡会を開催した日、
 連携メンバーの「みやさん」は福島へ。

 みやさんシェルターで暮らしていた、楢葉町の被災猫「まる」のお骨を飼い主さまへお届けでした。
 
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▲2017年に入ってすぐ、亡くなった「まる」。
 保護時から病弱で要医療だったのに、
18歳8ケ月だったというから、かなり頑張りました。

 亡くなったこと、保護時のいきさつなどは、みやさんのブログ「ふに三昧☆猫だらけ~」に詳しく書かれています。

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▲「まる」は震災前、楢葉町で暮らしていた飼い猫でした。
 震災で町に残され、ボランティアさんがT.N.R
(Trap:捕獲して Neuter:中性化(不妊手術)をし、 Return:元の場所に戻す。繁殖を防ぎ、1代限りの命を全うさせる)

をしたのか、耳カットがあった猫です。
おそらく戻す場所を間違えてしまったため、その後、探し続けていた飼い主さんと会えないまま5年が過ぎてしまいました。飼い主さんは、何度も帰宅し、フードを置いていたそうです。
 
 その後、2012年8月に、みやさんが保護して自宅シェルターで面倒を見ていました。
 みやさんは、保護した場所にポスターを貼って、自宅で預かっている旨を知らせていたのですが、
 自宅から遠く離れた場所では、飼い主さんの目に留まることはなかったのです。
 「まる」も、まったく知らない場所に放されたためか、ガリガリに痩せた状態だったそうです。

  
 そして、震災後5年経ったある日、探すのをあきらめなかった飼い主さんが、三春にある愛護団体に問い合わせしたことで、
「みやさん」宅に保護されていた、「なっつ」が「まる」だということが判明しました。

 そのいきさつは、みやさんのブログ「ふに三昧☆猫だらけ~」を見てください。

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▲「まる」を可愛がっていたおばあちゃん。5年以上ぶりに再会できました(みやさん宅にて)が、
 現在の環境では引き取れないとのことで、引き続き「まる」はみやさんが面倒みていました。

 そんな感動の再会から7ケ月余り。
 「まる」は18歳の激動の生涯を終えました。
 

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▲みやさんは、こうして、「まる」の写真を撮って飼い主さんへ渡してくれました。

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▲2017年1月15日、いわき市内に住む、「まる」の飼い主のおばあちゃんへ、お骨を届けてくれました。


 「まる」のことは、飼い主さんがあきらめずに探してくれたから、見つけてもらえました。 

 ほかにも、明らかに震災前は飼い猫だったという猫が少なからず、保護されています。
 (耳カットはないけれど不妊手術済。耳カットはボランティアがTNRをする場合に目印にするためで、飼い猫の場合、普通はしません)
 現在、飼える環境でないから、きっともう死んでしまっただろうから、新しい猫を飼ってしまったから、
 など、いろんな理由で飼い猫探しをあきらめてしまっている人も多いと思いますが、
 「まる」ちゃんのように、探し当ててもらえた猫が
 どこかで生きているかもしれないし、もし、亡くなっていたとしても、探してもらえたことは、
 置いていかれてしまった猫にとっての供養になると思います。

 東日本大震災から、もうすぐ6年。

 被災猫が亡くなったという報告も増えています。
 生きているうちに、探してあげてください。
 
 ということで、震災後5年経って、飼い主さんが判明した、「まる」ちゃんのお話でした。
 

 ここで終わらないのが、みやさんです。

 埼玉の奥地から福島県いわき市まで行ったなら、と浪江町へ足を延ばして給餌もこなしてきました。
 いわき市から浪江町へは50㎞以上あります。決して近くはありません。

 お届けのあと、夕方4時過ぎからの給餌なのでその夜は道の駅に車中泊し、翌朝も給餌に回ってくれました。
 
 自宅にも70匹ほどの保護犬猫
がいるのですが、ときどきお手伝いにきてくれるボランティアさんがいるので
 みやさんが、こうして給餌レスキューに出かけることができます。
 ありがとうございます。

 みやさん宅に来てくれるSさんやIさんも、震災直後から福島の保護シェルターに通ってくれていた、ボランティアさんです。
 そのほかにも、当時は多くのボランティアが福島のシェルターまで来ていたのに、
 今でも福島に関わってくれている方はごく少数です。

 みんな、忘れちゃったのかな? ときどきは思い出してくれているのかな。

 まだ、残されている犬猫もいて、活動を継続している人もいるのに。
 あの頃、来てた人のほとんどは、もう終わっていると思っているのかもしれないですね。

 もう6年も経つので忘れられるのは仕方がないですが。
 
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▲センサーカメラを確認したら、ニューフェイスが登場していたそうです。うーむ。


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▲O田式給餌器にも補給。

 みやさんの給餌報告はこちら

 みやさんのように、ずっと個人で頑張って保護活動をしてくれている方も、少数ながらいます。
 残された犬猫を見捨てられず、自分の貯金を切り崩しながら保護して医療もかけてくれています。
 団体ではなく、個人での保護活動なので知名度もなく、友人知人からの寄付・支援が主です。
 
 行政からの支援は一切、ありません。
 福島県の動物救援本部も、ずいぶん以前に活動終了してしまいました。
 救援本部からの支援が、「みやさん」に行くことはありませんでした。
※支援を受けた一部の良心的な団体さんが、ときどき「みやさん」に物資の提供をしています。

 参考までに、救援本部の支援先はこちら→https://doubutsukyuen.org/main/delivery
 

 ※もちろん、私たち「かつらお動物見守り隊」も行政からの支援を受けていません。
どうやって申請するのかも知りませんでした。

 有名な保護団体も運営は大変だと思いますが、個人で仕事をしながら70匹の犬猫を保護して頑張っている、
「みやさん」のような人へもぜひ、ご支援、応援をお願いします。

 【ご支援先】
●埼玉りそな銀行北本支店
 口座番号 普)3564240
 名義 鈴木美弥子

 ※今回のブログ画像は、すべて「みやさん」のブログから借用しました。

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いわき市の動物保護団体「LYSTA」さんが保護猫カフェ「ohana」をオープン! | Home | 2017年1月28日 浪江町 活動報告

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