葛尾村の白茶ママ

Toku隊員です。
私たちはこれまで葛尾村で何度かTNRを実施してきましたが、毎回ターゲットにしながら、どうしても捕まらなかった猫というのが何匹かいます。

葛尾村広谷地のKさん宅の白茶のメスもその1匹でした。実際には、Kさんの隣の家(と言っても何百メートルも離れていますが)の飼い猫だったようで、原発事故後、隣家の住人が避難して残され、お腹を空かせていたのをKさんがずっと面倒を見てきてくださったそうです。Kさんも三春町の仮設住宅に避難して、葛尾村の自宅に週に何度か通ってきています。

最初に、白茶の猫が子猫を連れていると聞いたのがもう3年くらい前でしょうか。。それから何度も捕獲器を仕掛けたのですが、まったく中に入らず。そればかりか、姿を見かけるのが年に1、2度というくらい幻の猫でした。

過去の写真を探してみたら、私が最後に見かけたのがちょうど1年前。


1017白茶ママ14年10月


この時もわたしたちが給餌場所を離れるのを確認してから、餌を食べに行ってました。だから、近くで見たことなかったのです。。

今年4月には、昨年秋にこの白茶ママが産んだと思われる中猫を2匹手術しました。

春のTNR報告


Kさんが自宅に帰ると姿を現すと聞いていたので、生きているとは思っていたのですが。。

先週、たぬき隊員とKさん宅に寄ってみると…
かわいいチャトラと茶白の子猫を連れたママがいるではないですかっ!!
しかも、「ごはんちょーだい♪」とスリスリと寄ってくる。。


1017白茶ママと子ども


「むむっ、これは千載一隅のチャンス、これを逃したら、またいつ会えるかわからない。。」と思い、常に車に積んでいる折り畳みキャリーケースをそっと組み立て、おやつで誘導するとすんなり入ってくれました~♪

予定外だったので、それから郡山市内の動物病院に電話しても、祝日のため電話に出ず。仕方なく千葉に連れ帰り、翌日地元の動物病院で手術してもらいました。執刀した先生によると、子宮と卵巣が奇形だったそうで、このまま妊娠出産を続けると、いずれ子宮が引きちぎれてしまったかもしれないそうです。。だから、いつも二匹くらいしか産めなかったのかな? いずれにしろ、よかったです。

その後は、わが家で療養してもらっています。毎日ごはんをよく食べ、順調に回復しています。

1017白茶ママ


ただ、魚を食べすぎることで脂肪が黄色くなるイエローファットの傾向があるそうで、今後は肉系のフードが良いとのこと。
イエローファットは猫の生活習慣病のようなもので、魚をあまり取らないようにすれば自然と治るそうです。

寄付金から手術代とフード代支払わせていただきました。Kさんが自宅に帰ると、必ず出てくると言っていたので、フードはKさんに託します。

元飼い猫だけにとても人馴れしていて、ケージから出してあげると、スリスリと甘えてきます。

1018白茶ママ膝

ブラッシングもできます。

1018白茶ママブラッシング

ちょっといろいろと迷っていたのですが…。このまますんなりと家猫になれそうな子だし、葛尾村の冬の厳しさを思うと。。

でも、やっぱり戻すことにしました! ママちゃん、どうやら一大ファミリーを形成しているようで、冬でも丸まって寝ているはず。それにKさんがこれからも面倒を見てくださると言ってるし。。無理はしないことにしました!

明日、ぽこさん宅まで運び、翌日葛尾村のファミリーの元へ返してくれます。

だんならしきシャムミックスもいるし、春産まれの子猫たちもママを待ってることでしょう。


1018シャムミックスパパ


今後も給餌を続けながら、ファミリーを見守りつつ、だんなと子猫(オス二匹)の去勢手術も折を見て行いたいと思っています。
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2015年10月12日(月) 浪江町・葛尾村・田村市都路地区 活動報告 | Home | TOKUTOKU猫シェルター@千葉 

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